おっさんの韓国生存記

韓国で住んでいる中年の男です。

40歳の勉強

40歳になっても継続して勉強する必要があることは誰もが分かっていることだ。しかし、40歳になれば誰でも勉強することができるわけではないという意見も多数ある。何故なら社会から排斥されないよう、家族を守るため、必死に働こうとすることで、勉強について考える心の余裕がないからだ。そしてもうひとつは、40代に入って勉強したところで頭に入らないと思っている人も多いだろう。

 

しかし、私は40歳こそが最も勉強しなくてはならない層であると考えている。40代は、会社では古巣扱いで明日どうなるのか分からない、時代の変化が激しく現状のスキルだけで死ぬまで飯をくっていくというのは無理がある、中年おじさんというだけで無能扱いされる可能性が高いため常に自分をアップデートして価値を証明しなければならない、といった40代特有の課題にぶつかるようになる。そのような状況を打破するためには、新しい知識とスキルを常に吸収して磨いていくための勉強しか、他に道はないだろう。

 

私はこれまでマーケティングの仕事を中心にキャリアを積んできたのだが、突然FP&Aという企画・会計系の職に回された。ある人はこう思うかもしれない。40代になって全く畑違いの仕事を任されるというのはもう用無しということではないのか。確かにその通りかも知れない。だからといって、現状を嘆いていても何もかわらない。だから40歳で新入社員になったつもりで会計の基礎から勉強を始めている。

 

しかし、会計を学んでいくとこれまで必須であったにも関わらず知らなかったことがどれだけ多かったのか、会計知識がビジネスマンんとしてどれだけコアな要素なのかということを身を持って感じるようになった。せっかく新しい職種についたのなら、いっそのこと専門家になってみるのはどうだろうという意欲が湧いてきた。マーケターでは中々証明することの出来なかった自己スキルだって、米国会計士などの資格をとれば、グローバルに通じるスキルの証明になり、私自身の価値向上につながるのではないか。英会話の勉強もまたこつこつと行い、僕の居場所を探すことができるようだという希望が生まれ始めた。世界は広い。40歳だろうが50歳だろうが、確実な経験とスキルさえ証明出来れば、どこかで働く、あるいは収益化構造を自分で作ることなど難しい話では無いだろう。

 

このような考えの下、とりあえずは会社のFP&Aの仕事を実践練習の場として捉え、資格試験の勉強を理論武装の場として捉えることで、短期間で専門家になることが可能ではないだろうか。そのためには効率的で合理的な勉強方法が必要となる。40歳の脳を知り、それに沿った勉強方法を誠実に実行することで確実に成果を出すようにするのだ。

 

では、どのように勉強をすればよいのか。ここは40歳のベテラン会社員らしく、戦略的に勉強計画を立てて行きたいところだ。まずは、勉強には順番が必要だ。会計の基本も知らない人間がいきなり会計士の問題を解けるわけがない。以下のステップで行うのが理想だ。①会計の入門書を複数読む。②会計の基本講義をオンラインで聴く。③会計の基本問題を練習する。④米国(管理)会計士のコースの講義を聴く。⑤④の問題集を解いて解いて解きまくる。⑥①から⑤を実践する時に、記憶をするということを意識する。これには感情と共に記憶する、基本的理論を理解した上で丸暗記はしない、アウトプットこそが記憶の基本であるということが重要な要素となるだろう。

 

私は副業、本業、ダイエット、勉強という4つの領域が日常のメインになっているため、中々まとまった時間をとる事はできない。従って、こつこつと少しづつ毎日継続することしか、できることはない。しかし、脳の構造からして、継続することを諦めなければ必ず光が見える時が来るものである。だから、理解ができなくても、問題が解けなくても、継続してできるまでやるのだ。

 

私は、グローバルに活躍するお金の専門家になる。そして富裕層の仲間入りになる。40にして、迷わず、なのだ。