おっさんの韓国生存記

韓国で住んでいる中年の男です。

桜木町駅前PAULの朝ごはんが最高すぎる件

 JR桜木町駅からみなとみらい方面の改札から出ると、コレットマーレというショッピングモールがある。その1階にはPAULというフランス発祥のパン屋がある。韓国では一度も見たことはなかったが、2019年末にロンドンで見かけたことがあり、そこでコーヒーだけ飲んだ記憶がある。

 

 最近、私はこのPAULというパン屋にはまっている。何故なら、内装がフランス本国のものと同様に様々なPAUL関連の写真が壁にちりばめられており、パンが焼かれるにおいが食欲をそそり、かつ特にその食感と焼き加減が絶妙で、一口噛むと自然と「う~ん」という声が自分の意図とは関係なく発せられてしまうほどの味だからである。さらに、窓側の席にモーニングタイムに座れば、日差しが窓全体からシャワーのように照らしてくれるので、まるでお日様が私を意図的に癒して下さっているかのようなありがたみさえ感じられてしまうのである。

 特に私がPAULでお奨めしたいのはモーニングセット。

f:id:gyurae1:20210419081436p:plain

PAUL

 

 上記の写真を見て欲しい。サラダにタンパク質と炭水化物の絶妙なバランス。特に目玉焼きの黒い焦げ後がない焼き加減の職人魂。栄養バランス満点でかつ一品一品の一口一口がありがたい。それを支援するかのようなフランスの写真とお日様の癒しまで。そして最後の留めは、雑味の豊富なほろ苦いコーヒーが午前11までなら飲み放題。

 週末の朝にPAULで過ごせば、平日のストレスや鬱蒼とした人生の悩みなど、瞬く間に消え去ってしまう。これほどまでに、単なるパン屋が私に癒しを与えてくれるとは夢にも思ったことがない。

 

 ユダヤ人は、働くために食べるのではなく、食べるために働くという意識を持っているらしい。だから、食事の時間というのは生の目的そのものであるのだ。

ユダヤの商法(新装版) (ワニの本)

ユダヤの商法(新装版) (ワニの本)

  • 作者:藤田田
  • 発売日: 2019/04/12
  • メディア: Kindle版
 

  何のことはない。人生はシンプルでいい。おいしいものを食べるために働く。おいしいものを捜し求める。そして、おいしいものを楽しむ。これこそが、人生の目的であり、人生の癒しであり、最高のエンターテインメントであるということに最近気づかされた。