おっさんの韓国生存記

韓国で住んでいる中年の男です。

メンズファッションはユニクロ×ロレックスの違和感を演出するといいかも

 メンズファッションの最も重要な要素って、どう見せればモテるのかに尽きると思うのです。TPOに合わせて重い感じにしたりカジュアルにしたりと、色々な考え方があると思うのですが、私は基本的に、ユニクロしか着ません。

 

1.メンズファションは基本的にユニクロでいいんじゃないのか。

 モテに必要な要素というのはおしゃれ感や派手さや流行というものよりは、「清潔感」にあると思います。そして、その清潔感というのは、二つの要素があって、まず体にフィットしているかということと、しっかりとした生地でつくられているのかということなんだと思います。それを満たしているのはまさにユニクロです。しっかりした生地で、スリムフィットからジャストフィットまで自分の体型に合わせたサイズが多数あり、最近では伸縮性のあるジーンズまでも出されています。

 上記で述べたように、二つの要素を満たすだけでいいのに、わざわざバナナリパブリックやGAPやリーバイスのジーンズをいちいち買う必要があるのかと私は疑問に思うのです。

 そしてモテに必要なもう一つの要素は、「目立ちすぎない」ことでもあると思うのです。あまりにも異世界のような服装や、流行の最先端に気を使ったファッションを追い求めるのは、モデル等の職業人であって、普通の人がそこに力を入れてしまうと、「痛い」男に思われる可能性があります。もっと他に力を入れるべきところがあるだろうとドン引きされる可能性が高いです。

 そういった意味でも、ユニクロは、目立ちすぎず、無難で、そして、それなりにおしゃれでないわけではないという絶妙なバランスが取れている服だと思うのです。

 このような理由から、私は全身ユニクロで満足しており、靴は基本的にNIKEの黒い運動靴を愛用している状態です。それで、「清潔感があり目立ちすぎないけれどそれなりなファッション」という位置づけで日々服を選んでいるという状況です。

 

2.しかし、腕時計だけは気にした方がいいかも知れない。

  私はメンズファッションの衣服はユニクロで十分だと思うのですが、腕時計には力を入れたほうがいいかもしれないと思っています。何故なら、ユニクロで清潔感とそれななりの体裁を整えた段階では、モテの第一ハードルをクリアしたことにしかならないからです。

 では、次のハードルは何かというと、この人の社会的位置や経済力、そして生き方はどのようなものなのかというのを見せる必要があります。上記の段階ではまだその他大勢の段階であり、差別化が出来ておりません。そして差別化するための要素が腕時計です。腕時計で差別化・ギャップ・スタンスを演出することで、自分の価値を伝達することができるのではないでしょうか?

 昨日、高校時代の友人と会って食事をしたのですが、友人は清潔ななスーツに次のような腕時計をしていました。

 SEIKOです。友人はまさに自分は成功している言わんばかりの光沢を放っておりました。友人であるのですが、こいつは仕事で成功しているんだなあということが実感できましたし、スーツが普通のスーツなだけに腕時計にやたら注目してしまう自分を発見したのです。これが、友人に気のある女性だったら、その友人に対して色々な想像をしてしまうのではないでしょうか。

 一方、私はというと、全身ユニクロに3,000円の似非スマートウォッチです。しかし、このスマートウォッチは見た目だけだとアップルのスマートウォッチとそう変わらないので、傍から見ると、スマートウォッチなんだなという印象をつけることができます。

 私は、このスマートウォッチで、生活におけるスマート感を演出して、「仕事のできる男」感を作ろうという意図がありました。しかし、友人のSEIKOを見ていると、「仕事ができる男」感以上に「既に仕事ができている男」感というものが伝わってきて、私は過程、友人は結果という関係にあることに気づいたのです。ですので、全身ユニクロであっても、腕時計はSEIKOにした方が、私の意図している演出感を出せる、さらにユニクロにSEIKOという価格的ギャップ感を出すことで、より「できている男」感を強調することができるのではないかと、考えが至るようになりました。

 

 メンズファッションは、何かと難しいものですが、基本的には最強のイケメンではない限り、「清潔」で「仕事ができている男」感を出したほうが、女性ウケしやすのではないかと思いますし、そのポイントとなるのが腕時計となり得るのではないのだろうかと思った次第です。腕時計ならSEIKOかロレックス辺りがよいのではないかと思います。

3.要は「外しのテク」で「気になる存在」になることが重要

 1と2でメンズファッションの私なりの考えを述べてきましたが、要は清潔感を出しながら、さらに服はユニクロなのに腕時計はロレックスという矛盾を生み出すことで、見る人に認知的不協和(ユニクロを着ているけれど、もしかしてこの人はものすごい人なのかも知れない)を生み出させ、「気になる存在」というポジションに立つことが重要ではないのかという話をしたかったわけです。

 私のようにユニクロに3千円の時計だと、「安っぽい人」という印象を与えるかもしれません。しかし、ユニクロ×ロレックスという「違和感」を演出することで、相手に創造力を働かせ、一目置かれる存在になる、つまり、モテる男になることが可能ではないかと思います。