Korean Diaspora Cat

コリアン猫です。日常から世界を見通して差し上げます。

NiziUは嫌いじゃないけど、NiziU LAB×ソフトバンクのチグハグ感が嫌い。

 NiziUが新曲「poppin' shakin'」を発表しましたね。


NiziU 新曲Poppin' shakin'披露 니쥬

 歌もダンスも一皮向けた感じがします。特に、センターのまこ氏のダンスのキレが全体のレベル感を引き上げている感じもします。いい曲、いいダンスです。

 しかし、前回の記事でもお話したとおり、飽くまでもJYPのポストTWICEとしての位置づけであり、USP(ユニークせリングポイント)という観点では中々「一番手の何者」感というものは感じられないのは致し方ないことでしょうか?

 (因みに、繰り返しますが、私はNiziUのファンでもアンチでもなければ、NiziUが嫌いでは絶対ありません。)

 

gyurae1.hatenablog.jp

 どちらにせよ、JYPとしては、プロとしてのNiziUを市場に完全定着させる必要があるので、アイドル市場におけるUSPは分かりづらいのが現状ですが、プロモーション費用を大々的に投下していくのは当然のことです。

 しかし、ソフトバンクと手を組んだという事実を聞いて、私は唖然としました。勿論日本市場におけるソフトバンクというブランドエクイティは非常に強いもので、駆け出しのNiziUがそのブランドを強固なものにするために、いわゆるジェイ・エイブラハムがいうジョイントベンチャーを仕掛けるという方法論は有りだとは思います。

ハイパワー・マーケティング

ハイパワー・マーケティング

 

 しかし、マーケティングとは知覚の戦いであるという原則に立って、この状況を見つめると、NiziUとソフトバンクという組み合わせはあまりにも短絡的なものではないのでしょうか?

 例えば、BlackPinkの場合はシャネルと手を組み、高級感と精錬さのイメージを生み出し、世界的なブランドアイドルとしての名声を得ることに成功しています。


[HD] BLACKPINK Jennie LES EAUX DE CHANEL Paris-Biarritz-Deauville-Venise

 一方で、NiziUのソフトバンクの広告動画は以下のようなものとなっております。


【NiziU】ソフトバンクNIZIULAB60秒CM

 NiziUの場合はソフトバンクのあの犬と、NiziUのキャピキャピキラキラ感のコラボとなります。ではブラックピンクとNiziUの知覚イメージを比較してみましょう。

NiziUソフトバンク

ブラックピンクのイメージとNizUのイメージ比較

 只今、NiziU=犬という知覚を生み出しているわけですが、本当にこれでいいのでしょうか?以前の記事でもお話したとおり、NiziUの強みというのは「プリンセスストーリー」にあります。プリンセスが今生まれ、そして行き着く先が↓。

NiziU

NiziUのお父さんは犬

 これがファンたちが求めている姿、連想、知覚なのでしょうか?NiziUのブランドアイデンティティーの確立の方向性を無視したこの広告戦略に疑問を感じます。NiziUのブランドビルディングの方向性としてはソフトバンクのブランドを土台に、テクノ、最先端、流行みたいな知覚を連想させようとしているのでしょう。それが、NiziU LABというコンセプトにつながっていると思います。

 しかし、それと「プリンセスストーリー」との関連性はどうでしょうか?「プリンセスストーリー」にいきなり犬のお父さん、VRが出てくるのは若干ちぐはぐな感じがします。プリンセスストーリーにつきものの『付き添い役』はJY・PARKになってしまっているので、新しく犬のお父さんを登場させる必要もないでしょう。

 JYPはNiziUの歌とダンスの実力をしっかりと養成していき、その品質価値を高めていくことに関しては徹底しているものの、ブランドビルディングにおける情緒的価値を生み出す戦略に関しては、深く考えていないように思えるのは私だけでしょうか?

 ソフトバンクとしては、Niziuのファン達を対象にしたソフトバンクの乗り換えキャンペーンということで、一時的には大きな効果があるかも知れませんので悪い話ではないでしょうが。

 皆さんはどうでしょうか?