おっさんの韓国生存記

韓国で住んでいる中年の男です。

コロナ禍の在宅ワークで欝にならない5つの方法

 在宅ワークが続く中、欝になる人が増えているような印象です。例えば以下のような事例が本日のニュース記事として出ていました。

入社直後の在宅勤務は過酷すぎた…誰にも言えない「サイレントうつ」 (msn.com)

 中身を見ると、在宅ワークの欝というよりは、社内不倫の結末のように思えますが、まあ、いいでしょう。

 ここでは、私なりに実践している、「在宅ワーク」でも欝にならずに有意義に過ごす方法をいくつか紹介してみたいと思います。飽くまでも個人的な生活の知恵ですので、万人向けではないかもしれませんが、お役に立てれば幸いです。

 

 私の在宅ワークでの過ごし方におけるポイントをまず一つ申し上げますと、「小さな達成感を積み重ねる」ということです。事務所にいないと仕事をしている気にならず、自分は一体何をしているのだろうかと思うことってありませんか?それによって益々自分の存在が無価値に思うようになり、自信をなくし、欝になってしまうというのが多くのパターンではないのだろうかと推測します。

 では、どうすれば「小さな達成感を積み重ねる」ことができるのでしょうか?私は21年が始まってから、意識的に以下のことを実践しています。

1.読書をする

 読書自体がストレスを緩和するという効果もありますが、それ以上に読書は著者との対話という行為です。人と話すことが減った現在でも、読書をすることによる沈黙の対話を重ねることで、寂しさが減り、ストレスは緩和され、さらに知識も得ることができますし、何よりも時間を有効に使っているという「達成感」を感じることができます。 

gyurae1.hatenablog.jp

 

2.資格の勉強をする

 上記の読書とも繋がる内容ですが、職に関連する検定試験や英語の勉強をするのはどうでしょうか。私はSEO検定、マーケティング検定、グーグル広告認定等の資格を取り、それだけで達成感を感じることができたのですが、すぐに仕事に適用できて、知識の資料化に役立ち、周囲からの評価もうなぎのぼりのような気がします。 

資格

3.筋トレをする

 出社しないので出歩くことがない、ジムも営業していないなど、運動不足を感じている方が多いと思います。でも、筋トレは家ですることが可能です。私は、一日にスクワットと腕立て伏せを、朝・昼・晩の三回にわけてこつこつ行っていますが、体がどんどん締まってくるのを感じます。これも一種の達成感を感じる方法でしょう。

4.SNS発信をする

 このブログもそうですし、ツイッターもそうですが、SNSで発信することが、普段の会話を代替してくれます。何よりも、記事を書く、フォロワーを増やす、アドセンスで収益が発生するなど、小さな達成感を積み重ねることができる最良の方法ではないかと思います。

5.禁酒する

 在宅中に家でお酒を飲むと、どうしても深酒になりますし、次の日に上記のようなことをする意欲が湧きません。さらにアルコールは分解する過程で欝的な症状を引き起こすので、鬱病を深刻化させるだけです。禁酒することで、上記の積み重ねを淡々と行うことができるだけでなく、心身ともに健康状態の改善につながり、それが目に見えてくるので、やはり達成感を感じることができます。

gyurae1.hatenablog.jp

 

 上記5つの内容は、別にコロナ禍でなくても自己啓発の一貫として行うべきことであると思うのですが、在宅で時間がある今だからこそ、徹底的に行うことができるチャンスでもあるのです。

 私はこのように考えて1から5までを毎日実践していますが、日々成長を感じていまして、欝よりも達成感による快の感情が圧倒している状況です。

 それでも欝っぽいのであれば基本的には一度診察を受けてみるのが良いのではないかと思います。上記内容とあわせて、自分の現在の心の客観的な診断を受けて見ることをお奨めします。

 

RANGE:若者は博士課程に行ってはいけない

 以下のRANGE:知識の「幅」が最強の武器になるという本を読んでいて、知識の専門的な深みを持った学者集団よりも、知識の境界を縦横無尽に行き来するジェネラリストが問題を解決する可能性が高いことや、長期的な予測を的確に行う可能性が高いという内容が興味深くて、現在読み込んでいる所です。

  特に、興味深いと思った部分は、ざっくりいうと、①専門的な学者は自分の論を曲げ(られ)ない→②自分の論を土台に世界を見ようとするから、自分の論に合わせるために事実をゆがめることすら厭わない→③専門家としての深さの方向性を間違えているのに博士号という権威から多くの大衆が間違った方向に導かれる可能性があるという部分でした。

 何故、私がこの部分に深く共感したかと言いますと、私自身が20代の頃の一時において、社会科学系の大学院に在籍していた経験があったからです。私は修士号を取得した後に、悩んで悩んで悩みぬいた結果、博士課程に進学するのを断念し、就職という道を選びました。

 何故私は博士課程進学を断念したのでしょうか?自慢ではないですが、修士論文の成果は多くの教授から賞賛され、指導教授からも博士課程進学を推奨されていましたが、結局私は博士課程進学の道を選びませんでした。何故なら、周囲の同僚や先輩、教授たちの人間性に魅力を感じなかったからです。

 この魅力を感じなかったという点に関しては、飽くまで主観的ではありますが、4つポイントがあります。

 

 まず、批判を受け入れない態度が強いという点です。主張の論を否定されると、まるで自分自身が否定されているかのように感じ、血眼になって反論してきます。議論というのはもう少し落ち着きを払って、知的遊戯を楽しむかのように行いながら、新しい知見を創出していくものです。しかし、私の周囲では相手のマウントを取り、以下に自分の論を優位にさせるかに重きを置いている人が多くいたので、正直関わるのに疲れました。特に女性学を専門にしている方々(→いわゆるフェミニズム)に、このような方々が多くおられた印象があり、よく絡まれて気苦労をしました。

 2点目は、若くして博士号取得後に学者としての人生を歩んでいる人は、人間としての成長が見られません。少なくとも私が見た限りでは、全く成長が感じられませんでした。博士課程というのは、針の穴のような専門分野をひたすらつついていく職業であり、脇目を振らずに顕微鏡ばかりをのぞいているかのようです。ですので、彼らにとっては、豊富で多様な経験が極めて少ないまま時間ばかり経っていきます。そんな彼らに数年ぶりに出会っても、呆れるほど何の変化も成長もないように感じます。ですので、正直言うと、あってもつまらないので、もう会わなくなりました。

 3点目は、博士号という権威性と、社会でのサバイバルゲームで必要とされる戦闘力とのギャップです。博士号には権威性があります。しかし、上記①②が原因でしょうか、社会の中での戦闘力が弱い、あるいは、皆に相手にされない博士号取得者が多いという現象がよく見られます。博士号取得者は、自信の博士論文の主張を軸にして、世界と対峙します。しかし、世界は針の穴のような微細な点を軸に立って戦っていけるほど甘くはありません。マーケティング、資産管理、法律、そして人間関係でのトラブルなどは、幅広い知識と、それなりの経験が必要なのですが、学生生活を長期間すごし、針の穴のみをのぞいてきた博士号取得者に、それを望むのは無理な話でしょう。

 最後に極めつけは、特に人文系博士号取得者にとってはよくある話でしょうが、職がありません。あったとしても、それは実力云々よりは、実力者にこびてこびてこびまくっての結果である場合が多いように思います。戦闘力がない彼らが、こびてこびてこびまくる姿はあまりにも無残に見えます。

 こういった理由から、私はストレートで博士課程に進むことは、自分の成長と可能性を著しく犠牲にするうえに、博士号取得者という権威にしがみついて、まるで老害であるかのように自分の論を連呼するだけの、まさに『専門バカ』になる可能性が多分にあるのではないかと憂慮しています。例えば以下の京大教授のようになってしまう可能性があるのです。


【Go To 見直し】ひろゆきVS宮沢孝幸・京大准教授【今家ですよね?どこに帰るんですか?www】

 ですので、若い方々は、まず色々な経験を積んで、自分で社会と対峙しながら、様々なことを学んで経験し、戦闘力をつけた上で、それでも、勉強がしたいのなら、社会人博士課程に入って、趣味で勉強をする、そして運がよければ大学の職を得るというのが賢い生き方ではないのだろうかと思う次第です。その前提は、自分が一人で戦っていけるという社会的土台があることです。

 これだけ好き放題博士課程をけなしておいて、最後にこういうことを言うのもなんですが、飽くまでこれは私の周囲の話です。一般化できるものではないですが、私の経験談からくる戯言ということで、ご容赦くださいませ。

 

E資格

こくうまキムチは発酵してる?に続いて、イチオシキムチが全くイチオシでない理由

 こんにちは。

 以前書きました下記の記事が中々検索に引っかかっているようです。皆さん、キムチの実態について興味があられるのでしょう。

gyurae1.hatenablog.jp

 もう一度いいます。こくうまキムチはちゃんと発酵していません。ですので、個人的には、腸活にはあまりお奨めしません。

 今回は、こくうまキムチよりもさらに太刀が悪いキムチとして、美山イチオシキムチを上げたいと思います。

 

こくうま 発酵してる?

美山イチオシキムチ

 この美山イチオシキムチ、個人的に太刀が悪いと思う理由は二つあります。

 まず、一点目ですが、乳酸菌の個数を1,600億個と謳っており、あたかも桁違いに多量の乳酸菌を入れて健康にいいですよといわんばかりです。

 しかし、よく考えて見てください。乳酸菌は発酵すればするほど、日が経てば経つほど、数が増えるはずです。ではなぜ、美山は1,600億個の乳酸菌が入っていると断定できるのでしょう?答えは簡単です。それは、乳酸菌が発酵していないからです。つまり、発酵していない、死んだ乳酸菌を入れているので、数字を数えることができるのです。

 死んだ乳酸菌、発酵していない乳酸菌を摂取することに何の意味があるのでしょうか?生きて腸で作用するから意味があるのではないのでしょうか?そういう意味で、このパッケージには健康効果があるかのように誤認させる太刀の悪い商売人魂が感じ取られます。

 次に二点目です。このキムチ、食べたことがある人はお分かりでしょうが、やたらと甘くないですか?OKマートの店内焼肉屋で美山イチオシキムチかと思われるキムチがセルフサービスで出されていますが、焼肉は油っぽくて重たい、キムチは甘ったるいで、なんとも食欲が湧かない最悪の組み合わせであったと記憶しています。

こくうま 発酵してる?

美山イチオシキムチ原材料

 上記を見るとお分かりでしょうが、美山イチオシキムチには、砂糖、水あめ、ブドウ糖果糖液糖、増粘多糖類と多種類に及ぶ糖分が使われております。そこに味の経時変化を抑えるためでしょうが、酸味料も使われており、発酵していない分、単なる砂糖の入った甘い調味白菜でしかないのではないでしょうか?食べれば食べるほど、糖分過多摂取になると思います。

 キムチで腸活やダイエットを考えている方々には、上記2点の理由から、美山イチオシキムチをイチオシできません。そもそも、これはキムチといえるものではないと思うのですが、いかがでしょうか?

 

ツイ廃の私が開発した独自の英語学習法

 こんにちは。

 皆さんは仕事で英語を使っていますか?私は韓国の会社に就職したため、英語よりも韓国語の方が重要だと思っていたのですが、昨年頃から英語無しでは仕事ができない環境になってしまいました。何故なら、役員は英語しか使えない人を会社はどんどん採用してくる、生産拠点を行ったこともない国に移す、本社中心の輸出ビジネスではなくグローバルtoグローバルの直取りのケースが一般化してきているという状況で、海外のどこの国の人だかよくわからないような人々とメールや電話でのやりとりが確実に増えているのです。

 

 そして周囲の皆さんも私も、意外と英語ができないのですよね、これが。TOEIC800点は当たり前のようなご時世ですが、テストの点は取れでも仕事ができない。何故なら、英語というだけで日本人も韓国人も中国人も気が引いてしまう、構えてしまうという態度があるからです。それだけ、英語という言語は特別で価値があってスマートな人や金持ちの階層に生まれた人だけが流暢に扱える特権のようなものであるように感じられるからです。

 で、私は高校の頃から英語は学年トップクラスで、大学では英語の教科書で学び、大学院では英語の論文を読み込んだ、英語ができて当たり前であるかのような見かけなのですが、全て、見掛け倒しなのです。いざ、電話がかかってくるとてんやわんや、メールを書こうとしてもグーグル翻訳機で何度も確認、軽はずみでメールを送ったら大きな誤解を生んでてんやわんや・・ビジネスの場では絶望的に英語ができない部類に入っていて、これまでの学校教育は何だったのかと羞恥心と後悔に苛まれている日々であります。

 勿論、このような状況から一刻も早く抜け出したいばかりに、スカイプ英会話3種類、スタサプのビジネス英会話アプリ、時代に合わないオフライン英会話教室、フリートーキング飲み屋・・と言った具合に、それなりにチャレンジしてきましたよ。ただ、ファクトだけを言えば、どれも6ヶ月以上続いたことがないというのが現状です。だから、英語の力が付いてきたかなと思ったら間が空いて実力が落ち、危機感を感じて再度始めてはまた間が空いて実力が落ち・・の繰り返しです。ですから、英語力は、アメリカ株のように継続的に伸びるのではなく、長期間浮き沈みがあれど安定的にレベルの低い英語しか駆使できないというのが客観的な事実ではないのかと思うのです。

 では、どうすればいいのか?私は最近様々な検定試験を受けながら思うことがあり、下記のような記事を書いたことがあります。 

gyurae1.hatenablog.jp

 

 英語は言語だから検定試験とは違う。私はずっとそう思っていました。勿論そうでしょう。でも、自分の英語力が伸びているのかどうか、正しいのかどうか、基本ができているのかどうかを把握できず、ただ「ハイ、ハウアーユー?」から始める英会話をひたすら続けたところで英語は伸びるのでしょうか?私は伸びないと思うのです。何よりもそれでは続かない。

 検定試験に落ちて合格するを繰り返しながら、上記記事でも書きましたように、インプットとアウトプットの繰り返しと、そして問題を解くということによる実践的な行いこそが、記憶の定着・実力の向上に繋がるのだと書きました。

 それを英語に応用できないでしょうか?そして私は考えました。自分の特性に合わせて、英語の勉強法を検定試験のように体系化して、継続できる仕組みを作ろうと。そして考え抜いて出てきたのは①基本をインプットすること、②アウトプットを評価してもらうこと、③①②を仕組み化することという3段階です。どういうことかを説明致します。

 ①のインプットをするというのは、2つあります。まず、最低限の文法の知識と単語を覚えるという簡単な話ではなく、頻出する広範囲で基本的な表現と、英検準1級から2級程度の英単語を血肉化するということです。そして私は以下の本を繰り返し読むことにしました。

 

  実は上記必須フレーズ100を10回ほど読み込んで、TOEIC Writingテストではレベル9段階でレベル7の評価を現在は取得しています。ただ、語彙力を補強する必要があるため、必須フレーズ100と共に大学受験レベルの英単語を総復習して血肉化しようと思っております。

 さらに、スピーキングのフレーズはライティングとは異なるため、それ専用の教科書を一つ準備しました。下記の教科書です。こちらも血肉化するまで読みきるつもりです。

[音声DL付]話す英語 実戦力徹底トレーニング

[音声DL付]話す英語 実戦力徹底トレーニング

  • 作者:愛場 吉子
  • 発売日: 2019/01/29
  • メディア: Kindle版
 

 次に、②アウトプットを評価してもらうことに関しては単純な話で恐縮ですが、定期的にTOEICのスピーキングとライティングの試験を見ることに尽きるのではないでしょうか?伊達にTOEICではありません。公信力と権威があるのは、それだけ、客観的で正確に英語力を測定してくれるからに他なりません。

 最後に、③の①②の仕組み化という問題です。これが一番難しい問題です。でも、私が一日の内に無理なく楽しく続けていることに英語を組み込めば続けることができるのではないかと考えたのです。つまり、毎日続けているツイッター。これはもう呼吸のように自然に行っていることで、言いたいことをつぶやかないことには一日が始まらないほどです。であれば、英語用のアカウントを一つ作ればどうだろうと考えるのは自然なことです。

 でも、英語でつぶやくとしてもそれが正しい文章なのか、誤解を生まないのか、不安になります。どれだけ①②を継続しても、それは飽くまでも基本的な『型』を身に着けたに過ぎないのです。ここが言語の難しいところです。ですので、日頃から、自分の書いたものを添削してくれるサービス、フィードバックと学びが得られるサービスが必要になってくるのです。そして、私が使えると思ったのが、好きな英作文を提出すれば添削してフィードバックしてくれるという以下のサービスです。 

 上記サイトでは、ビジネス用にスピード校正をしてくれるサービス以外にも、 単語数ごとに有料で添削&丁寧なフィードバックをしてくれるサービスがあります。例えば以下の通りです。

英語

IDIYの英語添削サービスの具体的な内容

 私は上記のように直してもらった文章で、以下の通り、英語のツイートを始めています。これなら、正しい文章で、誤解の無い内容で、ツイートを気軽にできます。

 このように、①②③は完全に我流ではありますが、これまで、継続化の仕組み化とPDCAサイクルを回す仕組み化ができていなかった自分にとっては、それなりに新しい試みで、相当真剣に英語に向き合おうとしている状態であります。

 当面は、上記のような形で英語学習を続けてみて、効果がありましたら、また別途報告させて頂きます。

 

腸活の極意、アダムスキー式腸活について

 こんにちは。

 以前、腸活と関連してキムチの記事をアップしました。東海こくうまキムチのように発酵していないキムチを食べるよりは、しっかり発酵している韓国産キムチを食べましょうという内容でした。

gyurae1.hatenablog.jp

  勿論、発酵キムチの植物性乳酸菌の摂取は免疫力の強化や腸活に効きます。しかし、私は思うのです。筋トレをすれば筋肉がつくのに、腸活については、『外部の何か』を摂取する以外に方法がないものだろうか?と考えが至るようになりました。つまり、もう少し習慣的な配慮でできる腸活というものはないのだろうかという疑問が浮かんだのです。そんな時に出会った本が↓の『腸活がすべて』という本でした。

  本書では、いわゆる外発的な努力、つまり食事制限やサプリの摂取といった外部要素の取り入れによる強制的方法は取らずに、飽くまでも人間の自然な腸の働きに習慣を合わせようという主張だと私には解釈できました。つまり、「腸活を知ることが腸活につながる」ということです。

 

1.腸のタテヨコ運動

 食べ物を食べた後に働く腸の運動には、縦の運動と、横の運動という二つの方向があります。前者は排泄、後者は栄養摂取という具合にその役割が違います。縦の運動が正常に働くことで、体に不必要なものは排泄という運命を辿り、体に必要なものは、横の運動が正常に働くことで体内に吸収されるというものです。

 しかし、縦の運動が正常に働かなくなると、不必要なモノがその非正常な箇所でたまってしまい、それが腐敗して、その腐敗したものを横の運動によって、体内が取り入れてしまいます。これが不調や肥満の原因になるというロジックです。

 このタテヨコ理論というものが、腸活の基本となり、それを土台に、①タテの動きを円滑にする、②早く消化できるファストフード、ゆっくり消化するスローフードを上手く組み合わせる等の方法が本書で述べられています。

 その内、今日からでも実施できる腸活の極意、3つを簡単に羅列します。これらを意識することで、腸のタテヨコ運動を促進する、あるいは非促進を防ぐ効果を得ることができます。

1)スマホを置いて、ストレスフリーな状態で、味わいながら食べる。

2)腸には隙間時間(最低4時間)を作って、タテの消化がつまらないようにする。

3)果物や非加熱オイルを取ることで、縦運動不全による腐敗物を洗浄する

4)運動をする

 ↑の内容は、何も特別なことではないにも関わらず、特に意識して行っている人は少ないのではないでしょうか?因みにですが、私は最近、朝にはMCTオイルをコーヒーに入れて飲んでいますし、なるべく果物を取るようにしています。

 本書では、健康な腸の証拠としては、バナナ状で焦げ茶色のうんちが朝にでているのならば、健康な腸であるという風に判断できるとしています。とりあえずは上記1)~4)を実施して、私なりの変化を確認しています。 

 

2.食事の組み合わせ理論

 食べ物には消化の早いもの(30分くらいで消化できるファストフード)と消化の遅いもの(8時間~10時間で消化するスローフード)、そしてどちらでもないニュートラルフード(消化を促進する)という3つの種類が存在します。

 上記のファストフードとスローフードの食事を一度に組み合わせて食べてしまうと、消化に通常の3~4倍がかかってしまい、消化器官は自浄に必要な時間がとれなくなってしまい、有害な汚れが腸管にこびりついてしまうことになります。ですので、この2種類を組み合わせて食べることはNGということになります。

 ファストフードの具体的な例としては果物、トマト等があり、スローフードの具体的な例としては、穀類、動物性・植物性タンパク質、ピーナッツ類などです。

 特に、アダムスキー式腸活がやってはいけない組み合わせメニューとしては、トマトソースのパスタ、ピザ・マルゲリータ、カプレーぜ(トマト+チーズ)、チーズとフルーツ、生ハムメロン、かぼちゃのリゾット、果物を使ったお菓子等が例として挙げられています。

 これらを絶対食べるなといわれても難しい方もいるでしょう。そういう方は予めオリーブオイル等を飲むなどして腸を自浄しておくことが事前対策になるとのことです。

 そして、上記の組み合わせ理論を補足するするものとして、アダムススキー式腸かつでは、絶対やってはいけない10箇条というものが存在します。

1)大豆は食べすぎるな

2)グルテンミートはほどほどに

3)パーム油は摂取するな

4)ジャムや果物、蜂蜜のお菓子は食べるな

5)ビールなどの炭酸飲料を飲みすぎるな

6)精製された小麦粉、パン、パスタ、米は食べるな(薬品が残っている可能性有)

7)精製された砂糖は避けろ(薬品が残っている可能性有)

8)牛乳とコーヒーは混ぜるな(カフェインが牛乳の消化を阻害)

9)加熱したものは後から食べろ(消化の早い野菜から食べろ)

10)牛乳やチーズは食べるな

 上記内容のファストフードとスローフードの組み合わせを食べないことと、上記10箇条を守ることで、アナタの腸は自浄されていくという話です。

 私としては、腸の活動の基本と、食べ方の組み合わせが腸の汚染を引き起こしたり、それを防いだりすることができるという知識を得られただけでも大変重要な知識を得ることができたと思っています。

 普段の食生活に上記を取り入れてみることで、体にどんな変化が起こるのか、大変楽しみです。 

 

独学大全:行政書士試験に何度も落ちる私が勉強法を真剣に考えています。

 働きながらではありますが、実は何かと独学で勉強をしている猫です。慶應義塾大学の通信教育課程で法律の勉強をしながら、国家資格である行政書士試験を幾度か受けてみました。結果は不合格の連続で、今年も不合格でした。そして、以前の記事にも書きましたとおり、SEO検定という資格には2級から4級までは一気に受かりまして、今月1級の試験の準備をしている状況です。ですが、この試験は、合格率が80%を越える非常に易しい試験という認識ですので、自慢できるものではありません。独学をする上において、何か方法論に問題があるのだと思います。

 

 

1.試験勉強というものを忘却しているアラフォーの私

 そして、その間にですが、1週間ほどの勉強を経て、内閣府認定マーケティング検定2級を受けてみたのですが、1問分の点数が足りず不合格が2度続いてしまいました。(因みにこの試験は何度も受けることのできる試験です。)この試験、難しい試験ではないはずなのに、2日間隔で受けたという事情もあるのですが、二度連続で落ちてしまい、短い期間の勉強ではあるものの、さすがに自分の勉強法に対する自信をなくしてしまいました。それなりにマーケティング実務をやってきたわけですし、内容それ自体は全く新しいものではなかったからです。

 そして今、自分は何故、試験に落ち続けるのだろうかと考えてみたわけです。社会人で仕事をしながら、隙間時間を見つけて独学で勉強するのだから、簡単ではないという甘えたことを言うつもりはありませんが、挑戦している資格には何とか受かるようになりたいものです。自分にとって最も効果的な勉強法は何なのでしょうか?

 そして今日、あることに気づきました。マーケティング検定2級の試験は、コンピューター形式の試験で、類似した問題が毎回出るようなのですが、私は、『自分が知っている』と思い込んでいる概念について、正確な記憶をしていないようなのです。もう少し言いますと、試験範囲となっているテキストの語句や定義を、自分の経験に基づいて『適当に覚えていた』ということに気づいたのです。だから、同じような問題で、1回目に見たような問題なのに、同じ間違いをしていることに気づきました。

  

2.何故行政書士試験を始めとした試験に落ちるのか?

 何故、私は上記のような状況に陥ったのかを考えてみました。答えは簡単でした。行政書士試験も、マーケティング検定試験も、『問題練習』を何一つしていなかったのです。マーケティング検定においては、問題集の解説だけを読み込んでいただけでした。資格試験の基本は『記憶』です。学習は記憶することを念頭に行わなければなりません。そして、その記憶のためのポイントが、『問題練習』を始めとしたアウトプットにになるのではないかと思うのです。

 

3.試験勉強の方法論とアウトプットの重要性

 では、正確に概念を記憶するにはどうすればいいのでしょうか?『独学大全』という本からその方法を探してみました。方法は2つあります。

 

 まず、記憶障害のある人にも適用されるPQRST法というものがあります。それはつまり、Preview=予習する、Question=質問する、Read=精読する、Self-recitation=自己暗唱、Test=テストを行うというものです。私にしてみると、QとS、そしてTをしていなかったということになります。これは別の言い方をするとアウトプットということになるでしょう。

 次に、図解してみるということです。これは難しく考える必要がありません。自分が読んだ内容で思い出せるキーワードをいくつかノートに書き出し、それらを図であるかのように線で適当に結んでみるのです。そして、その線によって結び付けられたキーワード同士の連結の意味を自分なりに思考するというものです。そうすることによって、脳は記憶したことを出力しようというアクションを起こすことになり、それ自体が記憶と理解の両方を促進するわけです。私は仕事ではこの図解という方法を無意識的によく使っていました。これも結局はアウトプットになるのではないでしょうか?

  

 本末転倒な話ではありますが、マーケティング検定2級の試験を2日間隔を開けて2回受けることで、私は、その場でPQRST法のQSTを現場で行い、そしてわからない問題はキーワードをメモに書き出して、図解しながら思い出そうという作業をしていたわけです。結果はその場でコンピューター集計され、1問足らずでの不合格という文字が出てきましたが、振り返って見ると、マーケティング検定試験の公式テキストの内容が頭の中でもの凄く定着している感覚を覚えました。試験を通してアウトプットをしていたわけです。お金がとてももったいないですね。

マーケティング検定 2 級試験 公式問題集&解説 上巻

マーケティング検定 2 級試験 公式問題集&解説 上巻

  • 作者:河野安彦
  • 発売日: 2020/10/08
  • メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
 

  そして、帰宅後、テキストを開き、本日分からなかった問題の箇所を徹底的に調べて、全く手をつけていなかった問題の部分に注目しました。問題を眺めていると、本試験で出題されているツボや、共通して出題している問題等、見えてくるものが多々存在しており、それを前提に解説を見ると、頭にすんなり入ってきて、内容が頭にさらに定着するのを実感しました。そして、3回目では高得点で受かりました。

 

3.行政書士試験に独学で受かるための自分なりの方向性

 私は、行政書士試験も、法律の基本的な教科書を出勤時間の電車の中で繰り返し読んでいただけで、過去問を含め、問題練習はほとんどやっていなかったのです。資格試験というのは記憶の勝負であるのに、漠然と繰り返し読んでいれば記憶できるという信念に従って勉強を行ってきました。勿論、繰り返し読むことが効果がないわけではないはずです。

東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法

東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法

  • 作者:山口 真由
  • 発売日: 2014/09/19
  • メディア: Kindle版
 

 

 上記のような本も存在するように、反復読みすることの効用は決して低くないと思うのです。ですが、私のように一日に勉強できる時間が30分から1時間ほどの社会人にとって、反復して読むだけでは寧ろ非効率的ではないかと思うのです。

 何故なら、①繰り返し読むという行為は、ある程度長時間読むことを前提にして、小題をひとつのまとまりで熟読すべてきなのですが、時間のない社会人にとっては、小題をさらに細分化して細切れ的に読まないといけないので、理解と定着の度合いが、集中して2時間読むのと比べると、途切れてしまう、②読むだけでは、試験の出題のツボが掴みにくいため、読む<->問題を解くを繰り返したほうが、試験に必要な知識が身につきやすいという二つの理由があると考えられるからです。

 何故、資格予備校などでは過去問が重要だというのか、これまでの私は全く共感できませんでした。そもそも資格試験というものに興味などこれまで一度も持ったことがなく、学校の試験や入社試験は、脳が若いときに受けたものでしたので、特に上記のような内容を意識しなくても、気合で脳に刻みこくことが出来ていたようです。でも、今なら分かります。過去問や問題練習は、効率的に記憶するために使うツールであるのだと。

 今年は、勉強法を抜本的に改革して、結果をどんどん残していけるような1年にして行きたいです。今年は行政書士試験合格道場というサイトに登録して、問題練習と基本書の読み込みのバランスを重視しながら勉強します。行政書士試験に必ず受かります。

 

 

株の長期投資で配当をもらうことを目指す

 こんにちは。

 実は最近、今年の初めに下記の本を読んで、私の株式投資に対する考え方が180度変わりました。

 

 

  私は昨年初からスマートフォンでSBI証券アプリを使いながら株式投資を始めました。(因みにSBIはすぐに口座開設ができて、操作も簡単なのでお奨めです。)リクルート株をメインに数百口購入して毎日のように株価が上がったので、毎日見るのも楽しみで、自分は株式投資に才能があるのではないかと錯覚して、チャート分析の本を読んだり、四季報を買おうか迷ったりしたわけです。

 

 

 ですが、ご存知の通りコロナが世界を脅かすようになり、未曾有の不景気が予想される中、私の株は恐ろしいほどの下落を見せて、見るに無残な価格となってしまいました。数百万円をドブに捨てたと思って数ヶ月、すべてを忘れて生活をしていましたら、ある日ニュースで株価高騰のニュースが流れたのを見て、数ヶ月ぶりにSBI証券アプリを開いたら、株価が戻っているではありませんか?

 私はすかさず、即売りを行い、元本を銀行口座に引き戻し、その間にあった数万円の配当金など目に入らず、少しの儲けが出たのでもう二度と株などするかという思いと安堵感を抱いていたのを鮮明に覚えています。 

 

 しかし、投資には短期投資と長期投資があって、私がやっていたのは短期投資でした。短期投資だと上記の通り、毎日の株価の流れに一喜一憂され易い、精神的に不安定になる、儲かっても大した額ではない、儲からないリスクが高いという4つのデメリットを実感しています。

 一方、長期投資では、上記の本にも書いていますが、短期投資よりも多くのメリットがあることが分かります。ここで視点をちょっと変えてみるのです。何故、長期投資をするのか?それはリスクの軽減と配当金という確実なキャッシュフローをもらうという二つの理由からです。

 まず、株価は上下するものですが、いつ下がるか上がるかなんて正直分かりません。買ったその日が最も高い日かもしれないし、最も低い日かもしれないのです。であれば、定期的に同じ株を購入するという行動を継続すると、保有株価全体は、株価の上昇幅と下落幅の平均値へと収束していくため、自分だけにとっては最終的にはふり幅の小さい安定的な株へと変貌していくはずです。つまり、これがリスクの軽減につながります。

 そして、ここが最も重要なポイントですが、定期的に株を買い続けると、自己の保有株式が増加します。保有株式が増加するということは一株当たりに提供される配当利回りの価額そのものが大きくなるわけです。これは株価上昇という投機的利益ではなく、株主の正当な権利としての利益で、当然に定期的に入ってくる臨時収入なのです。

 まとめると、配当利回りの高い優良企業の株を、株価が上がろうが下がろうが、定期的にこまめに買い続ければ、株価下落によるリスクの低減ができる上に、増え続ける保有株式によって配当金収入が上がっていくというロジックです。これこそが長期投資の多大なるメリットではないでしょうか?上記に挙げた本でも、下記の通り長期投資のメリットを9つに整理してあります。

 ①手間がかからない

 ②再現性が高い

 ③不労所得の可視化になり、経済的自由の達成具合が明瞭

 ④出口戦略を考える必要性が基本的に生じない

 ⑤時間と共に積み上げられ、相場局面に関わらずモチベーション維持になる

 ⑥モチベーション維持により長期投資を可能にさせる

 ⑦ほかの生き方をする選択肢が増え、そのハードルが下がる

 ⑧月々のキャッシュフローが読みやすい

 ⑨配当利回りが、株価下落時の一定のクッションになる

本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法 | 穂高 唯希, あべ たみお |本 | 通販 | Amazon

 私は今年、ボーナスをもらいましたので、100万円ほどで株を買いました。なるべく優良企業でかつ配当金の高い株を買いましたので、現在以下の通りの結果です。

長期投資

現在保有中の株式

 昔なら、3万円以上儲けたから売っていたのでしょうが、私の目的は長期投資による配当金収入の最大化です。ですので、株価が上がれば、それはそれで気分がいいですが、今は売るつもりはありません。株価が下がれば、さらに買い増しして株価下落リスクを低減して、保有株式を増やしていくのが得策だと考えています。

 このように上記の書籍によって、私は株式投資への態度が一変しました。この調子で金融資産を増やして行き、配当金という定期的収入のみで生活ができるという状況にしていけるように、コツコツと投資をしていきたいと思っています。